上腕二頭筋の長頭の脱臼の原因は二つに分けられます。
1.肩関節を外転外旋運動する時に上腕二頭筋腱は
結節間溝内での活動範囲が最も大きい。
日常で肩の外転外旋運動が多い又は突然力を入れて外転外旋運動をする時に
大胸筋と肩甲下筋の停止部が慢性また急性の損傷を起こし、
長頭が内側の方に脱臼する。
また力の入れすぎの外転外旋運動が長頭筋と長頭腱の連合部の
少し太い部分が腱管にに挟まれて症状が出る。
2.先天的小結節の発育不良で結節間溝内側の浅くなる。
中年以降関節の退化とともに大胸筋と肩甲下筋停止部が損傷、
上腕二頭筋長頭腱は緩む、
結節間溝の骨増殖などで結節間溝が浅くなるなどで習慣性脱臼になる。
肩の痛みー上腕二頭筋の長頭の脱臼は下記の4点から判断できる。
1.肩の外傷を受けたことがある。
2.肩部の疼痛が強烈で、上腕が無力で、関節の活動が困難になる。
3.肩の前部分が腫れる。
結節間溝部の圧痛有り。
肩関節の各方向の動きが制限される。
上腕二頭筋の筋力が落ちる。
肩関節の他動運動で外転外旋する時に長頭腱が小結節の上で
滑るのを感じることができる。
また摩擦感あり、弾く音がする。
4.X線で肩関節の脱臼と骨折などがない
推拿治療は
手の陽明大腸経絡を中心にツボを取る。